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とにかく、今後の方向が定まりつつある。


LOZはまだTPOへの希望を捨てきれないようす。もう選択の余地がないのだ。この国で今、RIOは手術が受けられない...。彼が何よりも許せない事、それは今まで会った獣医さんの殆どが、「自分にはTPOの経験が無いので手術は無理だ」ということを認めず、なにかと理由を付けて「RIOには TPO手術が必要ではない」と言い張る点らしい。その理由も説得力に欠けているし、なんと言うか、もう身体全体からやる気の無さと自信の無さげ加減が滲み出てる、というか。逆に、同じシンガポールでも欧米系の獣医さんは、割と明確に自分が出来ることと出来ないことを認める。それに不確かな点には、わからない!とはっきり言えば良い。それがプロというものだろう。もうLOZはあらゆる文献や情報を読みあさっているので、CHDについてはかなり詳しくなっている。なので、ちょっとでも怪しい解説や、間違ったふうなアドバイスを受けると、もうその獣医さんに対して信用が置けなくなる。正直、獣医さんにとってはかなり手強い(それに嫌な)相手だと思う。でも犬のオーナー達はそうなることが当然だと思う。是非嫌なオーナーなって、獣医さんに嫌われるくらい自分の意見や疑問などをバンバン投げかけて、納得いくまでその場を離れないぐらいになって欲しい。少なくとも、自分の側に何にも知識が蓄えられてないので、獣医さんの言いなりになって、あげくの果てには泣き寝入りとかになって欲しくない。だって、それが自分の血を分けた子供だったら、全力を尽くして原因を突き止めようとするだろうし、病気の進行を阻止するだろうし、もうとにかく必死になるはず。当たり前な行動だろう。


獣医さんだけじゃないけど、お医者さんだって、もうこれはその人個人の「品格」の問題なんだなあ、と強く思った。人や動物を物(ひどい時はお金)として見ているそういった人たちは、もう態度からして品が無いもんね。威張るとか愛想が無いとか、そういう表面的なことよりも、プロとして自分の品位を保つ仕事をしている人は、きちんと対応も丁寧だし、何よりも私達に安心感を与える。言葉や態度にも筋が通っている。だから、例え期待していた程の診察結果ではなくても、その人に会っただけで気持ちが落ち着いたり、癒されたりする。そういう人が本物だと思う。


で、最後に訪れた獣医さんは、予約を入れずに"walk in"で行ったので、1時間半くらい待たされた。この獣医さんも、ご近所さんの推薦の人。名前が欧米系だったので、てっきり白人を予想していたら、外見はアジア系だった。でも、中身は欧米人そのもので、オーストラリアのシドニー大学で教えていたらしい。今まで会ったどの獣医さんよりも、独特なオーラがあって衝撃的だった。まず、話す事が明確で、説明がわかり易い。そして自分の意見をはっきりと示し、良い事は良い、悪い事は悪い、と曖昧さがない。これって、聞く側にとってはすごく楽なことなんだなあ、と改めて感じた。彼自身がホリスティック医学的な観点を支持していることもあり、手術によって部分的な原因を取り除く事よりも、食事や運動、環境など全体的なバランスを整えることによって治療していく方が、長い目で見て効果がある、と言われた。もちろんLOZによる、TPO等の手術法に関する質問にも、潔い回答。まず「自分はもうTPOやTHR等の手術自体を支持しない立場(かつては手術をした経験もあるらしい)である」ということ。「これらの手術が及ぼす害(ホリスティック的な観点から見て)がある」ということ。→この点に関しては、LOZも疑問があるらしい。確かな人が高い技術で手術をすれば、術後問題ない犬も、実際に存在している。ただ、彼自身が「手術はしない」、という立場なら、それはそれで良い。そして、「サルベージ手術ならば、RIOにとってこれからいつでもチャンスがある」ということ。


何よりも、肯定的に私達へアドバイスをしてくれる姿勢に、ちょっと感動する。

(1)少なくとも週3回は必ず水泳をさせること、もしこの3回以上ができないのなら話にならない。一回15分で良いから必ず泳がせる。

(2)リーシュをつけて散歩をしない。

(3)階段の上り下りをさせない。

(4)必要なサプリメントを与える。

これが獣医さんの出した条件。これをきちんと守れば、4週間後には見違えるように変わってくる、と言われた。しかも、もしもっと早い時期にこの条件を守っていれば、今のような状態まで悪化する事はなかっただろう、とも言われた。水泳は遊び程度に経験させたくらいで、後はリーシュをつけての散歩/訓練は当たり前だったし、階段なんて新居に移ってからというもの、怖いくらい上の方から床に向かってジャンプをしていたし、上る時もいつも自分が一番になる勢いで駆け上がっていた...。もしかするとRIOの股関節に負担がかかる条件がてんこ盛りだったんだなあ。気付かなかったなあ。


で、この時点から私達は、生活スタイルを変えていく事を強く心に誓った。次のアポイントメントは4週間後。それまでに、週3回以上水泳を中心とした運動と環境(食事制限や階段)に気をつけながら、RIOの筋肉増強を見守りたい。今回は、何よりもそのドクターの「私を信頼して、一緒に治しましょう!!!」という前向きで情熱的な態度に、心から救われた。それはLOZも同じ気持ちだと思う。帰りの車の中でも、かなりホッとしたのか、今まではガチガチだった肩の力がやや抜けていたような気もする。


翌日の早朝、私達はまだ人影もまばらなセントーサ島のビーチに居た。




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Comment

おまけですが
すみません。送り方など分からないこと多くて届いているかな?
こんなサイトありました。

http://www.kreaturecare.com/
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
衝撃的
な内容だね。でも希望が見えてきて良かった。
前が見えない、方向性がみえずに右往左往することほど不安なことはないもんね。

たいしたコメントはできないけど、Rioにとって二人は立派な「親」だなぁと心底感じるよ。きっとRioも感じてると思う。

生活全般に気を遣うことは大変だろうけど
4週間後に良い兆しが見えるならば是非前向きにがんばって欲しい。

何も手助けはできないけれど、日記に書かれた「事実」を知る一人として「知って」おくよ。大げさだけど証人みたいな感覚かなぁ

なんだか、その場にいるようにこっちも心配で仕方なくなって、そして、少し安心した。

頑張って、としか言えないけど。
申し訳ない。m(_ _)m

Shizuka
to ゆめたま母
この「kreature Care」は、動物の為の「Restorative Therapy」サービスをしているところですよね。実は家の近所なんです。散歩の時もいつもその前を通ってました。常に3匹ほどの小型犬が居ます。でも、HPがあるなんて知らなかった。ありがとう!

ここを経営してらっしゃるご夫婦は、アメリカで馬のサッマージ技術を習得されたらしいですね。その後はシンガポールで犬等の小動物にもその技術を使用しているとのことです。ここ最近インファントマッサージ(お母さんによる赤ちゃんへのマッサージ)とかよく聞きますよね。マッサージによって、母と子の「絆」が深まるらしいです。犬へのマッサージって、どんなものなんでしょうね。気持ちが良いものなのかなあ。今度ちらっと顔を出してみますね!

Thank you for the information!!!
to rosewood
素敵なメッセージをありがとう!RIOはこんなにも沢山の人に励まされて、幸せな犬だ。そして私やLOZも、家族や友人達からの優しい言葉の数々に、どんなに救われていることか...。

実は今朝もビーチに行ってきたところ。遠くの空がゴロゴロ鳴って、雲行きが怪しくなったんだけど、でも雨には降られなかった。RIOは車に乗るのが大好きで、バックシートでもすぐにうろちょろ動くから困ったものだ。窓を開けると顔を出すんだけど、顔に当たる風をガウガウ食べようとして面白いよ(新しい経験にはまず鼻と口で対応)。今日は前回よりも沢山自分で泳いで、私達も嬉しかった!前回はなかなか自分から海に入っていかなかったの。波打ち際で固まってるから、仕方なくLOZが抱っこして海の中に入ったり。でも今日はおもちゃを投げると、積極的に飛び込んでいった!!!

亮太くんの体調のことって、私も詳しくは知らなかったけど、そのことも含めて今の環境は海にも近いし、最適だね。ブログにも海やプールで水と戯れて、生き生きとしてる姿がとても新鮮。その笑顔に、私達も癒されるね。水泳は良いよ~。私も子供の頃に夏は水泳教室に行かされて、結構スパルタ教育の所だったから、帰る時はいつも唇は紫色で足元フラフラだったけど、でも水が大好きだったし頑張って通ってたよ。今はそのことにとても感謝してる。

シンガポールのビーチはそんなに自慢できる程奇麗じゃないけど、でも子供が遊ぶには良い感じだと思うよ。是非皆で遊びにおいで!!!
to Shizuka
心温まるメッセージ、ありがとう。すごく励みになるよ!

RIOの親としては、「立派」であるより「普通」でありたいと思ってるよ。RIOはたぶん人間から同情されることの意味を知らないし、自分の脚が痛いからなんとかしてよ~!という風に訴えたりもしないんだよね。ただ、淡々と自分の欲望のままに生きてる...。脚を引きずっても、猫を見たら追いかけようとするし、人や犬が来たら尻尾を振って挨拶しに行く。そういうのを見てると、その単純さが逆に感動を誘うよ。そして、何よりも親である私達が、ごく普通に穏やかに日常を過ごしていく事が、RIOには一番大切な事なんだなあ、ってつくづく思うよ。

ロットワイラーは、シンガポールでも危険犬種の部類に入っていて、公共の場ではリーシュやマズルが義務付けられてるの。実際問題として躾は絶対に必要な犬種だし、オーナーの不届きで何件もの事故が起こってる。それに何匹ものロットがSPCAなどの動物団体に引き取られてる。先日もRIOと近所のカフェでくつろいでたら、中年の夫婦が通りがかって話しかけてきた。なんでも自分たちもつい数日前まで同じロットワイラーを飼っていたらしい。でも手に負えなくなったので(力が強くて散歩が出来ないとか)、手放したんだって。約4年間も一緒に暮らしてきたので、淋しいとか言ってたけど、正直怒りが込み上げてきて途中からまともに彼らの顔を見れなかったよ。ごく普通の感じの良い人達なんだよ。でもその価値観が許せない。

少なくとも、そういう親にはなりたくないね。たぶんその捨てられた犬は、不安になりながらも、今度は自分の生きられる環境に順応しようと精一杯のはず。自分の事を捨てられて可哀想、だとか悲しんでないんだよ。だから余計に、許せない。

なんか、とりとめの無い話になってしまった。言いたい事が上手く伝わったかしら?
大丈夫
うん、なんとなく言いたいこと、感情は伝わってるよ。自己都合に対する怒りがこみあげちゃったんだよね。
その飼い主のエゴというか。

でも、危険犬種とかの指定があるなんて、ほんとに厳しい国なのね。

目からうろこだわ
to Shizuka
そうなのよ~。ちなみに土佐犬や秋田犬、ピットブルなどは輸入禁止の犬種なのよ。ロットやブルテリア、ジャーマンシェパードは公共の場でリーシュとマズルが原則。こんな暑い国で、マズルだなんて虐待だわって思うよ、本当に。この先、オーナーがきちんと躾を通しての管理をアピールすることで、こんな馬鹿げた法律を変えていきたい!!!

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