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コンクリート一面の裏庭をどうにかしたくて、今色々とプランを練っている。


知人から、日本人のガーデナーの方を紹介された。主に蘭や植物の海外輸出/輸入業や、コンドミニアムやオフィス関連の景観設計などをされている。もうシンガポール在住歴20年以上ということで、面白い昔のシンガポールの話を沢山聞いた。


ガーデナーが日本人である、という段階でもうすでにガーデン造りに関しては私の担当、という感じになっている。LOZの策略...。しかし、気の良い方なので、しょっちゅう我が家に顔を出しては、私の気に入りそうな植物や植木を運び入れてくれたり、芝生や植木のカットや水回りの環境整備をこまめにお世話して頂いている。DIY関連が苦手な夫を持つ私にとっては、ものすごく助かる。


近所のお宅を拝見すると、西洋人は割と借家でも実費でどんどん自分の居心地の良いように、それはもう大胆に改装している。ガーデンを含めて。アジア系はどちらかと言えば、裏庭は洗濯物を干したり、キッチンの延長としてや荷物置き場にしたりして、「陰」の部分の役割でしか活用していない。それは文化の違いだなあ、と素直に思える。私達はせっかくのスペースなので、出来ればあまりお金をかけずにシンプルに。でも、皆がそこでゆっくり時間を過ごしたりして、くつろげる空間を作りたいなあ、と希望している。


ガーデナーさんからもガーデニングの本を借りている。ガーデンと言っても、千差万別なのだ。自分らしいアイデアを出しながらデザインを考えるのも簡単ではない。でも、楽しい。週末にも、北部にある多様な植物関連のお店に足を伸ばした。お店というか、「農場」と言った方が正しいように、ものすごく広大な土地。そこでは、植物を栽培したり、輸入品を扱ったりしている。一般的にシンガポールでは、お店で買える植物はオランダなどからの輸入品が多いらしい。なので、当然値段もそれなりに高い。こんなにも熱帯地方独特のジャングルのような環境なのに、法律によって緑は厳しく管理されているのだ。ちなみに、街路樹の種類も色々と研究/調査した上で(落葉樹は省かれるなど)選別されると聞いた。


今、シンガポールもガーデニングは、ちょっとしたブームらしい。ある意味、材料(観葉植物など)が日本よりも高かったりするので悲しいけど...。しかし、一度やると決めたので、最後まで納得できる理想のガーデンを作り上げるように頑張りたい。


すでにイメージの中に存在している、理想のガーデンの中で過ごす私と家族の姿。1日でも早く現実になりますように...。




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Arab Streetでランチ。


この界隈はエキゾチックでお気に入り。何といっても、建物や通りの雰囲気が可愛い。小さな裏通りに入ると、微妙な色合いで壁が塗られている。それがまたスイートなのだよね。モスクのデザインとその街の雰囲気が不思議な感じでマッチしている。モスクに面している通りには、様々な小物を売っている店が軒を連ねている。ビーズ製品やアクセサリー、籠製品など。あとはお洒落なカフェなども増えている。


入ったカフェは、アラブや中東の料理専門のところではなく、何でもある。中華もインドもマレー系も。私は野菜炒めとライスがホット・プレートで出てくるやつ。LOZはマレー系のヌードル、ミー・ゴレン(Mee Goreng)を注文。その後、まだ足りなくてロティー・ジョン(Roti John)というマレー式ホット・サンドイッチみたいなものを頼んだ。


週末なのに、とても静かで店員さんも笑顔で感じが良い。料理もテキパキと素早く出てくるし、美味しい。こういうのが素敵。その時私達が求めているもの全てを満たしていた瞬間、だった。食後に、いつもはあまり飲まない練乳入りの紅茶まで飲んで、ゆっくりのんびりご機嫌なひととき...。


何度来てもその都度色んな発見があるので、飽きない場所だ。今度は水タバコ(Shisha)にも挑戦してみようかな。



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CIRQUE DU SOLEILの「 QUIDAM」を観に行った。



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日本では2003年に公演をしているらしいが、私は全然記憶に無かった。CIRQUE DU SOLEILは「ALEGRIA」シリーズでかなり有名だが、世界各国でこんなにも人気があるというパフォーマンスを是非この目で確認してみたかった。


一緒に行ったのは、フランス人とシンガポリアンのカップル。土曜日の公演ということもあって、会場はほぼ満席状態。開演の時間になると、ピエロなどの面白いキャラクターが客席に出てきて、まだ席についていない人達をちゃかしたりしている。


ストーリー的には、両親にかまってもらえない孤独な少女が、顔の無いスーツを着た男(これが「QUIDAM」を象徴している?)と出会う。そこから不思議な世界に入り込んで行き、様々な経験をする。そして最後には家族の絆を取り戻す...というような感じ。


音楽はきちんとバンドが演奏するので、歌を含めて迫力がある。そしてパフォーマンスも、その音楽と照明とで完璧なコンビネーションが図られている。衣装ももちろんとてもユニークで、一度観たら忘れない程の強烈な印象。「サーカス」といういう枠で収まるのではなく、「パフォーマンス・アート」と表現されているのは、こういう総括的な部分で、とても美しいからだと思う。様々な道具を使って演技をするというサーカス的な要素に加わった、artisticな演出が観る側を強く惹き付ける。鍛え抜かれた肉体の素晴らしさの、それはそれは魅力的なこと!!時には面白く、時には切なく、時にはハラハラ、本当にあっという間に時間は過ぎてしまう。


帰りには、最近私達の間でブームになっているArab St.で軽く夕食を。ショップ・ハウスをアラブ風(?)に改造した、不思議なムードな店。2階は靴を脱ぎ、ペルシャ絨毯の上でゆっくりとくつろげる。もちろんここではアルコールは飲めないので、フルーツ系の飲み物(ヨーグルトと割ってスムージみたいで美味)を頼む。後は、肉系のアラブ風のスナックなど...。くだらない話でゲラゲラと盛り上がりながらも、ちょっとした瞬間に、ふと、ここは一体何処だろう?という感覚に陥る。異国の雰囲気...そして、かなりインディアナ・ジョーンズの気分...。


こんな小さな国の中でも、何メートルか間隔で、そこには全く異なる文化が息づいている。面白いなあ。そんな事を改めてきっちりと体験した夜、だった。







先週末は、大きくて魅惑的な満月が夜空に浮かんでいた。そして満月の月明かりの下、海で泳がないかと私を誘ってくれた友人がいた。潤子さん。彼女はアーティストでもあり、私の絵の先生でもある。


7月末に、そんなエキセントリックな潤子さんのエキシビションに行った。タイトルは「My Garden」。潤子さんが日頃から描き貯めているスケッチや友人達のポートレートなど、日常にきちんと馴染んだお気に入りのモノたちが、素敵にしっくりと納まっていて、なかなか居心地の良い空間に仕上がっていた。


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面白すぎる潤子さん。でも本人は結構ふつう、だと思ってる。


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潤子さんとわたし。


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作品を展示してあるギャラリー部分。ガラスにも絵が描いてある。


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ディスプレーしている作品の中で、実は歩き回っている私達。


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わたしのポートレートと。


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巨大な布に描かれている作品。様々な色が舞っている。


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近くで見るとこんな感じ。驚くほど多種多様な色が混在していても、不思議と統一感がある。


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誕生日が近いスタッフのユカリちゃんに絵のプレゼント。真っ白なT-shirtに即席のパフォーマンス。テーマは「angel」。


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出来上がり。かなり素敵。





Botanic Gardensへ。



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たまたまその日にSSO(シンガポール・シンフォニー・オーケストラ)の野外コンサートがあった。駐車できる場所が見つからなくて、周辺をぐるぐるしているうちに、コロニアル風の建物が連なる不思議な場所へと入り込んでいって、面白い発見をした。その辺一体は大学や研究機関でもあったらしい。


無料ということもあって、コンサートは子供(幼児を含め)や犬を連れた家族が沢山来ていた。コンサート・ホールのような息を詰めたような緊張感もなく、自由な体勢でいられるのが、心地良い。子供も芝生の上を走り回っている。恋人達はワインを飲みながら、肩を寄せ合っている。耳を澄ませば、音楽と一緒に鳥の鳴き声も聞こえてくる。実際、小さな子供と一緒にこういうオーケストラの生演奏を身近に楽しめる機会って、そうなかなか無いと思う。なので、こんな企画がどんどん増えたら素敵だよね。


音楽は全般的に親しみやすいセレクションで、クラシックよりもポピュラー・ミュージックが多かった。オーケストラのメンバー達もギャラリーに向かって手を振ったり、表情も柔らかい。笑顔もちらほら。いつもよりも、かなりリラックスして演奏しているように見える。


陽が傾いてピンク色に染まる空に、トロピカルな植物たちの輪郭が、くっきりと幻想的に映えていた。ふーっと、肩の力が抜けて、私の心もピンク色に満たされた。












9月に入ると、シンガポールでは一斉に「ムーン・ケーキ」(月餅)という焼き菓子が店頭に並び、チャイナタウンでも「中秋節」にちなんだお祭りの飾り付けが施されている。ショップ・ハウスには沢山のランタン(提灯)が吊り下げられ、夜になると赤やオレンジの色が鮮やかに浮かび上がっている。


ランタン自体も色々な種類があった。プラスチック製で、アニメのキャラクターのデザインが子供には人気。個人的には、伝統的なランタンのスタイルが渋くて格好良いと思う。例えプラスチックで作られても、デザインはレトロなもので統一したら、もっと景観も素敵になるのに、と思った。フェスティバル自体は、公園を含め街中の色んな箇所で行われているみたいだが、私達はチャイナタウンまで出向いてみた。TV中継などが入って音楽が響き渡り、人の海。すぐに頭痛がしてきて、裏通りのまだ音がましな空間に避難してしまった...。


LOZも、ランタンを手にした人々が静かにお月様を愛でながらお祝いしているもの、と勝手に想像していたらしい。そういう場所もあるのかもしれないが、この日のチャイナタウンはかなりテーマ・パーク化していた。その後2人でしんみり死んだように静かなクラブ・ストリートを歩く。ショップ・ハウスが素敵にデコレーションされていて、かなり好きな感じ。静かだと余計に。途中、建物の中からザワザワと声がするので、ちらっと覗くと、そこは年季の入った雀荘であった。まるで、ウォン・カーウェイ監督の映画のワンシーンみたいで、しばし目を奪われた。


この週末は美しくて大きな満月が、しんしんと夜空に輝いていた。







勝ちました、イングランド!!!


その日はLOZも早めに帰宅して、テレビの前に齧りついていた。スーパーからスナックやビールも買い込んできていて、意気込みが違う。私もその気迫に負けて、一緒に観戦。初めてクリケットの試合を心から楽しむことが出来た。途中、何度かハラハラする場面があった。攻めているイングランド側に連続でアウトの選手が出たり、打ったボールがキャッチされそうになったり。ゲームの風向きがオーストラリア優勢に傾きかけたようにも思えた。でも!結局はアウトを死守したイングランド。感動の勝利!


ちっちゃな「Ashes」がイングランドのキャプテンの手に収まった瞬間、イングランド、沸きに沸きました。ものすごい紙吹雪が噴射。LOZの感激もひとしお。少し眠りかけてた私(その時間は午前1時過ぎ)も叩き起こされて、その感動の瞬間を見届けた。しばらくはこの祝賀ムードでロンドンも大変かもしれない。パレードなどが行われるらしい。


有望な若手選手(Andrew FlintoffやKevin Pietersenなど)が、今回はとっても注目されて人気爆発。あまりチヤホヤされ過ぎて、ファッションやゴシップばかりが目立つセレブリティーにならなければ良いなあ。せっかくクールなんだから。絶妙のバランスで。今後は、地味目な感じでさらに熱く活躍して欲しい。


とにかく、「Ashes」のおかげでクリケットが少しは理解できるようになった。それだけでもすごく嬉しい。







「Ashes」ー 今、この言葉が熱い。



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イングランド対オーストラリアのテストマッチシリーズのこと。イングランドが歴史上初めてオーストラリアに負けた際に、壷の中にベイル(ボールだという説もある)を焼いた灰(「Ashes」)を入れたのが始まりで、それ以来テストシリーズに勝利したチームがこの灰の入った壷を獲得できる。基本的には2年に1回行われる試合で、今年は会場がイングランド。しかも18年ぶりに勝利の見込みあり、ということで大いに盛り上がっている。


数百年以上の歴史を持つといわれているクリケット。イギリスの伝統的スポーツのひとつ。13世紀に羊飼いが仕事の疲れを癒す為に始めたゲームがその起源らしい。18世紀から19世紀にかけて英国領土の国々(豪州、南アフリカ、インド、パキスタン)でクリケットは「紳士のスポーツ」として浸透していく。紳士的な振る舞いがプレーの根本に反映されていたということかしら。意外にマイナーなイメージだけど、球技としての競技人口はサッカーに次いで、世界で第2位らしい。


競技自体は野球に似ているけれど、細かい部分ではかなり違う。ルールを簡単に説明すると、「ウィケット」という地面に立っている三本の杭/棒の攻防。ちなみに先ほど述べた、灰になっているらしき「ベイル」とは、「ウィケット」の上部に置かれた横木のことを指す。1チーム11人、10アウトで攻守が交代し、2イニング制。投手(呼称「ボウラー」)は投球時に助走をしても良く、肘を曲げずに投球しなくてはならない。また、打者(呼称「バッツマン」)はバウンドする球をバットで打つ、「ウィケット」を倒さなければ何度空振りしても構わない、などの規則がある。打者は球を打ったら、20メートル間隔で2カ所に立てられた「ウィケット」の間を走る。それで得点。あとは、打球がスタンドに入ったら6点、ワンバウンド以上でスタンドまで到達したら4点。常に審判が手でひらひら~とジェスチャーする。


私が初めてクリケットなるスポールの試合を見たのは、LOZと知り合ったばかりの夏で、その当時フラットメイトだったジョンにルールを教えてもらった...。けど、全く理解不能だった。唯一わかった事実は、永遠に終わらないゲームだということ。以上。彼は小さい頃からクリケットのチームの所属していて、今でも週末は練習に行っている。根っからのクリケットファン。けど最近、実はLOZもクリケットの試合経験があるらしいことが判明した。びっくり。あんな恐ろしいほどに忍耐力が必須なゲームを、よく出来たなあと思う。彼は大学時代にアメフトに入れ込んでいたので、それはダーッと突撃してダーッと点を入れる、というイメージとしてはLOZには似合いすぎてると一人で納得してたけど。ク、クリケットかあ。


とにかく、この「Ashes」が始まって以来、LOZは落ち着きが無くて、ケーブルTVでクリケット・チャンネルなるものさえ加入した。最初は冗談かと思っていたけど、しょうもない映画チャンネルよりはもっと脳みそのためになるものを、という説得モードで、結局はクリケット・チェンネルかよ!!!でもそれは9月いっぱいまでの契約にするらしい。この「Ashes」のためのものなのね...。このチャンネルを契約するまでは、地道にパソコンのラジオで試合中継を聞いていた。そしてすかさずネットのニュースを随時チェック。もう、夏の高校野球に熱中する私の元上司みたいなものです。すごい厳しい感じで偉い人だったんだけど、個室にこもってやたら静かだなあと思っていたら、携帯ラジオをイヤホンで聞いてた...。満面の笑顔で...。ま、とにかく、その上司はどうでもよくって、真っ暗闇でラジオに耳を傾けながら一喜一憂している、そんなオタクのようなLOZに心を打たれた私は言ってあげた。そんなに試合を見たければ、思いっきり見ればいいじゃないの、と。


でも、甘く見てたよ...クリケット。「Ashes」は5試合のテストマッチから成り立っていて、1試合が5日間ある。そして長いんだよ、試合が。10人の打者をアウトにしなければ、攻守が交代しないので、下手すれば1日中同じチームの攻めと守りで試合が行われてる。上手い打者だと小刻みに点を入れ続け(何時間も)、その数は何百点とか。きっとクリケットが好きな人にとっては、投手や打者、そして野手などの動きや、ちょっとしたワザなんかに感動しているんだろうけど、素人にとっては、じーっと画面を見ててもそんなに派手な動きが無いので、すぐに退屈してしまう。たまに打者にボールが激突して、痛そうだなあとかそういうレベル。あとは、その顔の白いチョークのような日焼け止めの付け方は、どうだろう...とか(人それぞれに個性があって、付け方も異なっている。たまに、唇だけしかつけていない人とか、鼻のあたりだけ丸くとか...かなり気になる)。ちなみに、ボールはコルク芯にウール糸を巻き、牛皮で包んだものらしいです。当たると相当痛いらしいよ。


今の段階で、4テストマッチを終了しているので、勝負の結果もあと少し。イングランドは2勝1敗1引き分け。もしこの試合に勝ったり引き分けたりしたら、奇跡の勝利(オーストラリアは強豪で有名のため)!!!ちなみに昨日も夕方の5時半から試合を観始めたけど(イギリス現地時間だと午前10時半)、時々雨で中断するので、ちょっとやきもき。でも、雨で中断した分はそれだけ延長、という形にはならないらしいので、比較的ピーンチ!だったイングランド勢にとっては救いの雨!!?なのかもしれない。ちなみにLOZの親友たち(ジョンを含め)もこの試合を観に行っている。


クリケット・チャンネルを入れてからというもの、ご近所さんも度々訪れてくるようになった。我が家の近所もそうだが、欧米人の友人、知人(イギリス人やオーストラリア人、ニュージーランド人)と会えばすぐにクリケットの話題になる。そして彼らの同居人は揃って呆れ顔(私を含め)。クリケット自体は決して嫌いではないし、それなりに味のあるスポーツだと思う。服装からして伝統的で、ある意味「紳士的(?)」だし、それになかなかホットな選手も多い。ただ、夕方から一晩中(終了は平均して午前2時前後)までずーっと中継のアナウンスやインドのわけわからないCM(シンガポールで観れるクリケット・チャンネルは、たぶんインドから引っ張っている模様)を聞き続けるのは、それこそ拷問です。もう、頭の中にしっかりと刻み込まれたインドのCMの数々。面白い発見もあるねえ、などと素直に楽しめるのは数回だけだよ。本当に。一度LOZに、「ねえねえ、クリケットの試合を、ミュート(音声なし)で観れる?」とお願いしたら「じゃあ、NHKの番組をミュートで観れるんかい?」と返されたので、負けました。弱すぎ。しかも、雨で中断した際に、苦手な「スタートレック」のシリーズまでむりやり観させられて、ますます意気消沈。


「Ashes」の試合結果は月曜日にわかります。只今イングランドは大ビンチぎみ。オーストラリアがじりじりと迫ってきている。勝てるのか!!?イングランド!!?


※ 参考:「NPO法人 日本クリケット協会 オフィシャルホームページ」








「Birth」を観た。








ニコール・キッドマン主演。ブラウンヘアをショートにして、細い首にくるくるとマフラーを巻いているニコールは、普通っぽく魅力的。普通といっても美女には間違いないので、とてもシンプルなファッションを品良くきめている。ミニスカートが多いのだが、髪型がボーイッシュなので甘くなりすぎず、しかもシックで可愛い。素敵なショートのお手本みたい。いつもの輝くようなブロンドのニコールとは違った、控えめな美しさ、かな。


監督はイギリス人のJonathan Glazer。2000年の作品「Sexy Beast」では、「ガンジー」でおなじみのベン・キングスレーが、マシンガンのごとくものすごい放送禁止用語を吐き続ける、まさにBeastの役が印象的だった。もう視線からして極悪人そのもの。びっくりだったなあ。ストーリー自体は忘れても、彼の演技だけは永遠に忘れないだろう。そしてこの監督は、Radioheadのvideoも手がけているらしい。あの、素晴らしい名曲「Karma Police」など。


で、この映画もかなり好きな感じだった。まず音楽がユニークで、低音のみを響かせた部分が渋い(ややヒッチコック的)。そしてクラシック音楽がふんだんに使用されていて、気分を高ぶらせる。映像もカットの撮り方がすごく独特だと思う。ぶつっと切れる瞬間の景色や人の表情が、何故か効果的に心に残るのだ。良い感じで。


ストーリーは、若くして未亡人となった女性が再婚を目前に控え、自分は死んだ夫の生まれ変わりであるという10歳の少年に出会う。馬鹿馬鹿しいと思いながらも、彼のミステリアスかつ真摯な求愛の態度にきっぱりと抵抗できなくなっていく。そして自分の結婚やフィアンセに対する気持ちにも疑問を持ち始める...。


正直、このストーリー設定は賛否を問う。極端に言えば、倫理的な点でも観る側の捉え方によっては、十分に犯罪だと思えるだろうし、容赦なくこき下ろされてもおかしくない映画だと思う。実際にニコール・キッドマンが10歳の少年とバスタブに入ったり、セックスを彷彿させる描写もある事はある。ただ、とても抽象的で、肝心な点がぼんやりしているから、余計に観る側を熱く混乱させる。あれは一体どういう意味なんだろう???という具合で。確かに、他にもそういう「?」マークが頭に浮かぶ場面が随所にある。ちょっとした台詞や表情の変化によって、どんなふうにも解釈が変わってくるし、色んな結果として受け止められるのだ。


観終わった後にも、結局どういう意味なんだろう???としばらく話し合った。つまり、「あの少年は彼女の死んだ夫であったのか、否か?」ということ。話の筋としての展開とは裏腹に、最後にかなり不可解な感じで終わることから、もう一度最初のシーンに戻って色んなサインを見つけていく作業がしたくなる。そうすることから、何気ない言葉や表情/動作によって、また新たな発見が生まれてくるから面白い。


考え方によっては、すごく衝撃的でかつロマンチックな物語になる。そして残酷。ある意味ちょっと哲学的(?)かもしれない。reincarnation(転生)。そんな難しいテーマを、こういうセンスで作り上げた監督はすごい。ちなみに、この映画にはスノッブなニコールの母親役を大女優のローレン・バコールが演じている。あとアン・ヘッシュが謎のある女性の役を演じていて、かなり不気味で上手い。10歳の少年を演じていたのは、キャメロン・ブライト。子役としてはかなりの映画出演経験があるようだが、将来が有望だと思う。一見あどけない少年でありながら(体型もぽっちゃりだし)、大人びた言葉を発する時の表情といったら!!!大人の私でもドキドキするくらいクールなのだから。子供の殻をかぶった大人?という気分にさせてしまう演技。あっぱれ。


とにかく、M.ナイト・シャラマン監督の作品が好きな人は、結構楽しめる映画だと思う。全体の色彩だとか、言葉のリズムや流れなど、少し似ている感じがしないでもない。







RIOの水泳を始めて、2週間以上が経った。


週3日は早起きして、早朝のビーチに向かう習慣も少しずつ慣れてきた。RIOも朝の目覚ましが鳴ると同時に、2階のバルコニーから小走りにベットにやって来る。特にビーチの日には目覚ましが必需品なので、彼もそのことにはうっすら気付いているのかもしれない。だって、私達を起こす時の気合いの入れ方が違う。とにかく口に集中して、しかもグリグリグリーっとえぐるように舐めてくる。それはもう狂ったように。食べられている、という方が合ってる感じで。それで一気に目が覚める。息が吸えないんです。


仕方ないから私が先に起きて、シャワーを浴びて支度をする。もうその時点で今日はビーチだと確信したRIOは私の移動する所々に密着して離れない。じーっと私の一挙一動を見守っている。その視線の圧力ったらものすごくて、キッチンで野菜などを切っている側で垣間見せる「鳩胸ぷらす笑顔(ぷらすよだれ)」の視線にも匹敵する程。特にタオルやうんち袋などを入れているスポーツバッグを手に取ったら、もう大変。「やっぱり~!!?やっぱり~!!?」とばかりに、そのバックに首をつっこんでおもちゃを探そうとする。


ここでLOZが登場して、玄関のドアを開けてリーシュを準備する。車のドアが開くとすぐに飛び乗って、準備完了。ビーチまでの道のりは約15~20分くらい。車の中でRIOの固まった視線の先を追ってみると、そこには、広い芝生の空き地や、バイク、鳥、猫、集まっているインド人達、など犬にとってはたまらない興味の対象がある。セントーサ島にはクジャクが放されているので、たまにゆっくりと道路の脇を歩いているクジャクの群れに出会う。RIOはその瞬間「な、なんじゃあ、こりゃあ!!?」という感じで眉間(頭の上)に皺が寄って一気に耳が立つ。まだ車の外でそんなクジャク達には遭遇していないのが唯一の救い。


ビーチに隣接している駐車場に入ると、もう一気に興奮状態のRIO。車から降りると一目散にあちこち匂いを嗅いで、自分の匂いをつけに行く。早朝のビーチには、基本的に誰(人や犬)も居ないので、リーシュを放してあげる。ビーチの上にはたぶん色んな珍しい匂いの世界が広がっているので、RIOもチェックに余念がない。たまに死んだ魚とかの匂いにも誘惑されているので困るんだけど。


最近はもうLOZが一緒に海に入らなくても、おもちゃを投げれば自分だけで取りに行くようになった。成長したなあ...。ただ、毎回一番最初の泳ぎがまだ何となくぎこちなくて、前脚の水しぶきがひときわ激しいのが笑える。じゃぶじゃぶじゃぶ。おもちゃを口にくわえて陸に向かうときには、彼の息が荒い。よしよし、一生懸命泳いでいるなあ。でもLOZ曰く、何気に波に押される力を利用して、ズルしているらしい。そうだったのか。疲れると砂の上にパタッと座り込むけれど、またすぐに、これ投げて、とばかりにおもちゃを持ってくる。


たぶん熱中している時は、脚の痛みにも鈍感なので普通に歩いて/走っているけれど、しばらくするとまたびっこがちになる。その頃が潮時で、さっさと引き上げる。最初は苦手だったシャワーも、今は大分我慢できるようになった。何よりも火照った身体には丁度良いクールダウン。丁寧に海水を落としてあげて、タオルで水を拭き取る。そうするとすぐにそわそわし始めて、うんちタイム。朝焼けの海に向かって遠い目をしている。気持ち良さげだなあ...。しかし、こうやって改めて眺めてみると、大分脚の筋肉もついてきているように思える。そして上半身もさらにしっかりしてきた。うん、この調子、この調子。


帰りの車ではやや落ち着いていて、私は乾き気味の毛を撫でてあげる。顔にはまだいっぱい砂がついている。少しうとうとっとするんだけど、ハッとしてまた車の外の世界を点検するRIO。でもいつも何故か家に到着する間際のタイミングで、必ずタオルを鼻で丸めたり噛み始めたりしてやんちゃになるので、これも彼の子供っぽさを表現しているのかもしれないな。家に帰りたくない気持ち...。きゅん。そしてドアを開けっ放しにしていると、また車に乗り込んだりしている。きゅん。


とにかく、こんな感じがビーチの日です。
きゅん。



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「THE VILLAGE」を観た。



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私の好きなM.ナイト・シャラマン監督の作品。LOZはこの作品を飛行機の中で観る機会があって、10分で寝たと言っていた。どんな映画なんだろう。実は私も彼の作品で「UNBREAKABLE」を3回観たけど、いつも同じくらいの場面で眠りに落ちていた。ブルース・ウィルス主演のなかなか面白い設定の物語なんだけど、こう、テンポの遅さというか、会話が少なくて、その会話も静かな調子で全体的にしんとしてるので、眠りを誘う。心地良いソファーに寝転がって観たら、一発で寝てしまう種類の映画だと思う。でも、一度頑張って観続けてたら、すごく面白かった。ちょっと解りにくい感じではあったけれど、くすっと笑いを誘う可愛い場面もあって、好きな雰囲気の映画だった。


もちろん、「THE SIXTH SENSE」も「SIGNS」も観た。どちらも面白いけれど、個人的には「SIGNS」に思い入れがあるかなあ。監督が伝えたいメッセージが、とても切ない感じできゅんときたことと、宇宙人という難関へも、きちんと映像を出す勇気。色々と疑問や果てしなく「ん?」と思える点は随所にあるけれど、メル・ギブソンの演技は最高だし、彼の娘のダンス・シーンとか皆でアポロチョコみたいな銀紙を頭に巻いているシーンだけでも、観る価値あり。もう最高。何回観ても笑える。そして観終わった後に、何故かぐーんと心に響く。LOZと一緒に「切ないねえ..」と言い合った。


で、今回の「THE VILLAGE」。ホアキン・フェニックスは、「SIGNS」に引き続き好演。決して美形ではないけれど、暗めかつ情熱的な男性を演じればピカイチ。「THE PIANISTー戦場のピアニストー」のエイドリアン・ブロティは、ここでは一癖ある役を演じていた。ダイエットはしないまでも、この役柄も彼にとってかなりの挑戦であったかもしれない。ストーリーは、外界と隔離されたある村=VILLAGEで起こる、奇妙な出来事の数々。村人たちが持つ「掟」と「秘密」が、愛をキーにしたドラマをもとに解き明かされていく...。


ブライス・ダラス・ハワードという盲目の女性を演じた女優が印象的だった。そして彼女に愛の告白をするホアキンのセリフに、かなりドキドキした。さり気ない感じだけど、強烈。こういう演出って、この監督のすごさだなあ。そして彼女は彼の命を救うべく、「VILLAGE」を出る決意をする。「何か」が潜む深い森へ...。


結局、この映画に隠された「秘密」や「謎」を解くことに専念したり、ミステリーやスリラー的な部分ばかりに注目すると、その期待は裏切られるかもしれない。確かに、森などの「恐怖」に対して使われる効果音や雰囲気が、私達の緊張感を煽る。ただ、その正体が判明したり、また途中大体読めてくる段階で、この映画の魅力が終わるか続いていくのかは、観ている側の視点、そして感じ方や捉え方で大分変わってくる、とも思う。


ひとつの愛の物語として観るのも面白いけれど、今回シャラマン監督が表現したかったテーマに集中してみると、やはり私の好きな感じだなあ、と素直に思った。とにかく、映像は、ダークでシンプルだけど緻密に計算されてる美しさだし、会話の質や間、みたいなものもすごくセンスが良い。


次回の作品が楽しみでたまらない。






今朝は久しぶりに全身激しく筋肉痛。


その原因は、昨日のヨガ。しかも新しい種類のヨガを体験。でもそれはちょっとしたアクシデントから始まった。時間に遅れて飛び込んだいつものヨガのレッスン。しかし今日は音楽が違う。しかも空いている。あれ?と思っていたら、いつの間にかアーサナ(ポーズ)がペアで行われてる。ガーン、前もってスケジュール表をチェックしなかった。その日は月1回行われている「PARTNER YOGA」のクラスだった。


周りを見渡しても、皆ペアを組んでいるので、仕方なく1人で何となく真似をしていたら、突然「そこのあなた!!!」とインストラクターから呼ばれた。あれ?誰か余っている人でも居るのかしら?と呑気に思っていたら、なんと!!!ステージの上に上がれとジェスチャーするではないか。ど、どうしよう!と迷う暇もなくステージの上でインストラクターにむんずと腕を掴まれた。そしてあれよあれよいう間に色んなアーサナを指示される。しかも手本とするべきものが無いので(というか、私達が皆のサンプルとなっているから)何をどうして良いのか頭が混乱する。手を貸せだとか、ここを掴めだとか、脚を押し返せだとか、もうすんごく色んな事を一気にしかも皆の視線を一斉に浴びながらやらなければならなくて、正直ぶっ飛んだ。途中、私が彼女の身体を支えられなくてバランスを崩したり、落ち着いて彼女の指示や説明を聞き取れないので、泣きたくなった。クスクスと笑い声も聞こえてくる。あまりにもインストラクターとの差がありすぎるはず。私だって見てたら笑うと思う。でも、頑張ってやり続けた。もうやけくそ状態。


当然、途中からもっと高度なアーサナになっていくので、私はステージから下ろされた。代わりにもう「僕はヨガ10年やってます」みたいな全身ヨギオーラを出している男性が彼女のペアになった。最初からそうしてくれれば良いのに...と、どっと疲れた私は、さり気なく去ろうとしたけれど、インストラクターがまた私のペアとして思いっきりゲイの集団を指名。もう、「女でごめんなさい」というくじけた気持ちでいっぱいになった。瞳のキラキラしたブライアンという男性はなかなかのマッチョ。彼がマットに腹這いに寝て、私が彼の腰に乗り、私の首の後ろに手をかけた彼の上半身を、ぐっと引き上げるというアーサナ(想像するだけで怖いでしょ?)なんか、死にました。ブ、ブライアン重すぎて。逆だと余裕にできたんだけど。彼も私が女性なので(しかもこのヨガは初心者だし)、手加減がわからない分苦労したと思う。背中合わせでお尻の部分をみっちりと合わせて、お互いに前屈するアーサナなんて、拷問...の感触。本当に私も拷問の気分だったので(顔は笑ってたけど心は荒んでた)、さぞかし彼にとっても拷問だったと思う。本当に「女でごめんなさい」という気持ち。


なんかだんだんと笑っちゃう気分になってきて、人間てこういうあきらめの境地に至ると笑いが起こるんだなあと思った。途中、片方が床に寝転がり、相手を脚で空中に持ち上げるというサーカスみたいな恐ろしいアーサナへと展開した際には、もう床に座り込んで観賞してしまった。ブライアンもさっさとゲイの他のお友達と嬉しそうに身体を組み合っていた。微笑ましい光景...よ。なんて、あまりの濃さに目が釘付けになっているうちに、また鬼のインストラクターが私のペアとしてあの全身がヨギの若者を呼んでくる。もう勘弁してよ...と心の底から思っていると、彼になになにのポーズをしてみて、と言われて、そんなの知らないと謙虚に言ったら、ちょっと驚いた後にものすごく丁寧に教えてもらった。これでも身体の柔軟さにはちょっと自信があるので、その系統のアーサナなら無理無くできて、彼にも「Very Good!!!」と褒められた。彼の名前はギャリー。女の子みたいに線が細くて(たぶん私よりも全然細い)、いつも完璧なヨガスタイルでクラスに来る。どのアーサナもインストラクターレベルに美しいので、彼が近くにいると、彼をお手本にしてしまうくらい。けどちょっとプライドが高い感じで近寄り難い雰囲気だったから、きっと意地悪かもとか、勝手に思ってた。でも話してみると、すごく気さくで親切だった。ヨガ歴は2年で、毎日やってるらしい。日々の練習/復習が上達の秘訣だと言っていた。家でも蓮の上に乗って練習してそうな雰囲気だもんなあ。


という感じでいつもはあっという間に終わるヨガも、今回は永遠に続くのかと思った。でも、新しい経験と面白い人達と知り合えたので、それはそれで収穫だったなあと思う。クラスが終わった後に、インストラクターには、今日のクラスが「PARTNER YOGA」だと知らなくて、パートナーを連れてこなくてごめんなさい、と言ったら、そんなこと全然大丈夫よ!1人で来たって!頑張るのよ!とすごい迫力で励まされたけど、私はまたステージに上がらされるのは二度とごめんだから1人では来ないと固く心に誓った。ブライアンやギャリーにも改めて御礼を言う。2人とも素敵にオネエ調だった。特にギャリーは可愛らしくタイの人のように、両手を合わせて挨拶してくれた。おまけに、今度はいつ来るの?そしたら僕達の仲間に入りなよ、とさえ。


素敵な人達だ...。外では痺れを切らして待っていたLOZに、この素晴らしい経験を興奮気味に話してあげた。これで彼が私のパートナーとして参加してくれる望みは完全に消失したのを確信しながら...。しかし、その日は右手首がかなり痛いのでヨガは軽めに、と思っていたのが、手首の痛みを忘れる程の集中ぶり(たぶん鼻血が出ててもパンツ見せてても気付かなかったはず)に驚く。というか、普段の自分はきっとそれなりにはやっていても、いかに自分の身体の限界までは頑張ってないんだなあ、という点にも気付いた。いつもこれが最後と死ぬ気で集中すれば、ほとんどの事が可能になるのかもしれない。(って極端な結論)


とにかくその夜は、我ながらやればできるじゃん!と褒めてあげてから寝た。










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