上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




とにかく、今後の方向が定まりつつある。


LOZはまだTPOへの希望を捨てきれないようす。もう選択の余地がないのだ。この国で今、RIOは手術が受けられない...。彼が何よりも許せない事、それは今まで会った獣医さんの殆どが、「自分にはTPOの経験が無いので手術は無理だ」ということを認めず、なにかと理由を付けて「RIOには TPO手術が必要ではない」と言い張る点らしい。その理由も説得力に欠けているし、なんと言うか、もう身体全体からやる気の無さと自信の無さげ加減が滲み出てる、というか。逆に、同じシンガポールでも欧米系の獣医さんは、割と明確に自分が出来ることと出来ないことを認める。それに不確かな点には、わからない!とはっきり言えば良い。それがプロというものだろう。もうLOZはあらゆる文献や情報を読みあさっているので、CHDについてはかなり詳しくなっている。なので、ちょっとでも怪しい解説や、間違ったふうなアドバイスを受けると、もうその獣医さんに対して信用が置けなくなる。正直、獣医さんにとってはかなり手強い(それに嫌な)相手だと思う。でも犬のオーナー達はそうなることが当然だと思う。是非嫌なオーナーなって、獣医さんに嫌われるくらい自分の意見や疑問などをバンバン投げかけて、納得いくまでその場を離れないぐらいになって欲しい。少なくとも、自分の側に何にも知識が蓄えられてないので、獣医さんの言いなりになって、あげくの果てには泣き寝入りとかになって欲しくない。だって、それが自分の血を分けた子供だったら、全力を尽くして原因を突き止めようとするだろうし、病気の進行を阻止するだろうし、もうとにかく必死になるはず。当たり前な行動だろう。


獣医さんだけじゃないけど、お医者さんだって、もうこれはその人個人の「品格」の問題なんだなあ、と強く思った。人や動物を物(ひどい時はお金)として見ているそういった人たちは、もう態度からして品が無いもんね。威張るとか愛想が無いとか、そういう表面的なことよりも、プロとして自分の品位を保つ仕事をしている人は、きちんと対応も丁寧だし、何よりも私達に安心感を与える。言葉や態度にも筋が通っている。だから、例え期待していた程の診察結果ではなくても、その人に会っただけで気持ちが落ち着いたり、癒されたりする。そういう人が本物だと思う。


で、最後に訪れた獣医さんは、予約を入れずに"walk in"で行ったので、1時間半くらい待たされた。この獣医さんも、ご近所さんの推薦の人。名前が欧米系だったので、てっきり白人を予想していたら、外見はアジア系だった。でも、中身は欧米人そのもので、オーストラリアのシドニー大学で教えていたらしい。今まで会ったどの獣医さんよりも、独特なオーラがあって衝撃的だった。まず、話す事が明確で、説明がわかり易い。そして自分の意見をはっきりと示し、良い事は良い、悪い事は悪い、と曖昧さがない。これって、聞く側にとってはすごく楽なことなんだなあ、と改めて感じた。彼自身がホリスティック医学的な観点を支持していることもあり、手術によって部分的な原因を取り除く事よりも、食事や運動、環境など全体的なバランスを整えることによって治療していく方が、長い目で見て効果がある、と言われた。もちろんLOZによる、TPO等の手術法に関する質問にも、潔い回答。まず「自分はもうTPOやTHR等の手術自体を支持しない立場(かつては手術をした経験もあるらしい)である」ということ。「これらの手術が及ぼす害(ホリスティック的な観点から見て)がある」ということ。→この点に関しては、LOZも疑問があるらしい。確かな人が高い技術で手術をすれば、術後問題ない犬も、実際に存在している。ただ、彼自身が「手術はしない」、という立場なら、それはそれで良い。そして、「サルベージ手術ならば、RIOにとってこれからいつでもチャンスがある」ということ。


何よりも、肯定的に私達へアドバイスをしてくれる姿勢に、ちょっと感動する。

(1)少なくとも週3回は必ず水泳をさせること、もしこの3回以上ができないのなら話にならない。一回15分で良いから必ず泳がせる。

(2)リーシュをつけて散歩をしない。

(3)階段の上り下りをさせない。

(4)必要なサプリメントを与える。

これが獣医さんの出した条件。これをきちんと守れば、4週間後には見違えるように変わってくる、と言われた。しかも、もしもっと早い時期にこの条件を守っていれば、今のような状態まで悪化する事はなかっただろう、とも言われた。水泳は遊び程度に経験させたくらいで、後はリーシュをつけての散歩/訓練は当たり前だったし、階段なんて新居に移ってからというもの、怖いくらい上の方から床に向かってジャンプをしていたし、上る時もいつも自分が一番になる勢いで駆け上がっていた...。もしかするとRIOの股関節に負担がかかる条件がてんこ盛りだったんだなあ。気付かなかったなあ。


で、この時点から私達は、生活スタイルを変えていく事を強く心に誓った。次のアポイントメントは4週間後。それまでに、週3回以上水泳を中心とした運動と環境(食事制限や階段)に気をつけながら、RIOの筋肉増強を見守りたい。今回は、何よりもそのドクターの「私を信頼して、一緒に治しましょう!!!」という前向きで情熱的な態度に、心から救われた。それはLOZも同じ気持ちだと思う。帰りの車の中でも、かなりホッとしたのか、今まではガチガチだった肩の力がやや抜けていたような気もする。


翌日の早朝、私達はまだ人影もまばらなセントーサ島のビーチに居た。




20050823150311.jpg





スポンサーサイト

| main |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。